法人税対策や個人の資産分散を検討するとき、「不動産」という選択肢が視野に入る方は少なくありません。ただ、株式や投資信託と違い、土地活用は仕組みがわかりにくく、どこから情報を整理すればいいか迷いやすい領域です。今回は編集部によく寄せられる質問を4つ取り上げ、できるだけ率直にお答えします。
「土地を持っていないと、土地活用は関係ない話?」
「土地活用」という言葉は、既に土地を所有している方向けの話に聞こえるかもしれません。しかし実際には、土地を「取得してから活用する」という流れも存在します。また、グランピング事業者などは地権者と定期借地契約を結んで土地を調達するケースも多く、土地の所有者でなくても経済的に関与できる形態があります。
PACO STAYは「グランピング施設の客室1棟を購入し、運営はすべて委託する」という形です。施設用地は事業者側が確保するため、購入者が土地を用意する必要はありません。1棟あたりの販売価格は1,453万円〜(プロジェクトにより異なる)。不動産未経験の方が土地活用の外縁を把握する入口として、こうした仕組みを参照するのは一つの手がかりになります。
利回りの数字は、何を前提にしているかで大きく変わる
土地活用や不動産投資の情報には、必ず「想定利回り○%」という数字がついてきます。ただしこの数字は、前提条件によって大きく変動します。稼働率・客単価・管理費・税負担のどれが変わっても、手取りは変わります。数字を見るときに確認すべき最低限の軸は、①何を分子(収益)にしているか、②何を分母(投資額)にしているか、③どんな稼働率を前提にしているか、の3点です。
よくある失敗として、「表面利回り」だけを比較して管理費や税負担を見落とし、実際の手取りが想定を大きく下回るケースがあります。PACO STAYの場合、「稼働率35%・1泊32,000円」を前提とした想定利回りは7.7〜14.6%(プロジェクトにより異なる、試算値)。同じ前提での月額送金額は176,800円(試算)で、稼働率が25%なら108,667円、45%なら244,933円と変わるという数字も公開しています。「どの条件でこの数字か」が明示されているかどうかが、情報の信頼度を測る基準になります。
「節税になると聞いたが」——減価償却が効く理由と、見落としがちな条件
不動産・動産の購入による節税の中心的な仕組みは「減価償却」です。資産を購入すると、その取得価格を法定耐用年数に応じて分割し、毎年の費用として計上できます。費用が増えることで課税所得が下がり、所得税・住民税が減少するという流れです。
PACO-TRAILER(木造2×4工法のトレーラーハウス)は車両運搬具として動産扱いになるため、法定耐用年数は4年、定率法で計算します。購入初年度と翌年に費用が集中するため、課税所得が高い年に購入した場合、税負担が大きく変動することがあります。ただし節税額は、その方の課税所得・税率・購入時期によって異なります。「試算でどのくらいになりそうか」は、税理士に確認した上で判断することをお勧めします。
なお、分割払い(最長10年120回・審査あり)を活用すれば自己資金0円からスタートするケースもあります。月々の支払いが月額送金額を上回る「持ち出し」は生じますが、減価償却による税の減少分がそれを上回る場合があります(前提:課税所得1,800万円超の個人・試算)。あくまで審査が通ること、税率が試算通りであること、稼働率が前提を下回らないことが揃った場合の話であり、結果を約束するものではありません。
5年後・10年後の出口を、買う前に試算しておく
出口を考えずに資産を持つことは、経営者として違和感があるはずです。「売れるか」「売るとしていくらか」「その時点で税がどうかかるか」を事前に整理しておくことが重要です。
モデルケース(架空の設定)として、真岡プロジェクトの1棟を個人が分割払いで購入し、5年ごとに売却・中古車両へ乗り換えるパターンを試算すると、10年間で手元に残る現金は+480万円という数字が出ます(前提:売却額=残債、稼働率35%、課税所得1,800万円超、試算)。中古車両は耐用年数2年となり、再び償却の効果が出る構造です。ただしこれはあくまで試算であり、売却時の市場環境・稼働実績次第で結果は変わります。
まず一つ、自分の課税状況を確認するところから
土地活用は「どれが得か」ではなく、「自分の課税状況・資金計画・時間軸に合う仕組みはどれか」を問う領域です。最初のステップとして、今の税率と手元キャッシュの動きを税理士と整理した上で、仕組みの詳細を問い合わせてみるのが現実的な順序です。PACO STAYの販売中プロジェクトはこちらから確認できます。具体的な数字の試算は、問い合わせフォームからご相談いただけます。
よくある質問
土地活用と通常の不動産投資は何が違いますか?
一般的な不動産投資(マンション・アパートなど)は、土地・建物を取得して賃貸収益を得る形が中心です。土地活用はより広い概念で、駐車場・太陽光・グランピング・宿泊施設など、土地やその上の資産をどう使って収益を生むかという問いに答えるものです。PACO STAYのように「施設の客室1棟」という形で関与する仕組みは、従来の不動産投資とも異なる形態です。
法人として購入することはできますか?
法人としての購入も可能です。法人の場合、減価償却の計上方法や税効果の出方が個人と異なります。法人税率・繰越欠損金の活用可否・出口時の税処理など、個別の状況によって変わりますので、顧問税理士と事前に確認されることをお勧めします。
運営を委託するとはいっても、オーナー側で対応が必要なことはありますか?
PACO STAYの場合、旅館業の許可取得・予約管理・清掃・リネン・メンテナンスまで、当社グループが担う設計になっています。オーナー側に日常的な対応業務は発生しません。ただし、会計・確定申告・売却時の手続きはオーナーご自身(または顧問士業)が対応する必要があります。