相続で引き継いだ郊外の土地。固定資産税の支払いは毎年続くのに、活用のアイデアが見当たらない——そんな状況に置かれている方は少なくないはずです。民泊・Airbnb投資といえば「都市部のマンション一室」というイメージが先行しがちですが、そのイメージ自体が判断の幅を狭めているケースがあります。

「民泊投資=都市部の区分所有」という前提、一度ほぐしてみると見えてくるもの

民泊投資を調べると、真っ先に出てくるのは都市部のマンションを一室買って貸し出す手法です。情報量が多く、事例も豊富。そのため「郊外の土地では民泊投資はできない」と思い込んでいる方がいます。しかし実際には、都市部の方が制約が多いというケースも起きています。

都市部の区分マンションは、管理組合の規約で民泊利用を禁じているケースが多く、物件を取得してから「民泊不可」と判明するトラブルも珍しくありません。一方、郊外の遊休地は同種の規制の対象外であることが多く、旅館業の許可さえ取得できれば、正規の宿泊施設として運営できる素地があります。「都市部なら確実」という前提は、思っているより脆いかもしれません。

郊外の土地が「稼ぎにくい」は、むしろ都市部で起きていること

都市部の民泊は競合も多く、価格競争が起きやすい構造があります。対して郊外・自然立地の宿泊施設は、「非日常体験」を求める旅行者にとって希少性があり、1泊あたりの単価が都市部より高くなる傾向があります。グランピングや自然体験型の宿泊施設が地方で成立しているのは、この希少性の構造があるからです。

もちろん郊外にも課題はあります。アクセスの良否は稼働率に直結しますし、周辺人口が少なければ認知を広げるまでに時間がかかることもあります。よくある失敗として、「立地の希少性」だけを根拠に収益を見込み、アクセス面の検討が後回しになるケースがあります。「郊外なら有利」でも「都市部が絶対有利」でもなく、前提を疑うところから始めることが重要です。

「建物がない土地は使えない」——この思い込みが選択肢を狭めている

遊休地の活用を検討するとき、「まず建物を建てないといけない」という発想になりがちです。しかし建築には許認可・工期・多額の費用が伴い、相続対策として動きたいタイミングと噛み合わないことがあります。

ここで知っておいていただきたいのが、車両運搬具として扱われる宿泊施設という選択肢です。PACOが手がけるPACO-TRAILERは、木造2×4工法でつくられたトレーラーハウスで、法的には「車両」に分類されます。建築確認が不要なケースがあり、基礎工事なしで設置できるため、遊休地への導入ハードルが通常の建築より低くなることがあります。土地に「建物を建てた」扱いにならないため、固定資産税や相続税の評価額への影響も通常の建築とは異なる点があります(詳細は税理士へのご確認が必要です)。

数字で見ると、どんな規模感になるのか

PACO STAYでは、グランピング施設の客室を1棟単位で購入し、運営一式を当社グループに委託する形をとっています。旅館業許可の取得・予約管理・清掃・リネン・メンテナンスまで、オーナーが現地対応する必要はありません。

モデルケース(架空の試算)として、稼働率35%・1泊32,000円の場合、月額送金額は176,800円(試算)となります。1棟の価格は1,453万円〜(プロジェクトにより異なります)。分割払いを活用した場合、自己資金0円で始められるケースもありますが、審査があること、月々の支払いが月額送金額を上回る点はあらかじめご承知おきください。税負担の軽減効果(車両運搬具・法定耐用年数4年・定率法による減価償却)がその差を埋める設計になっていますが、効果は課税所得の状況により大きく異なります。

「使っていない土地に税金を払い続ける」——動く前に、選択肢の性質を確認する

遊休地の活用は、一度動き出すと簡単には止められない選択肢(建物建築など)と、比較的柔軟に変更できる選択肢(動産として扱われる宿泊施設など)に分かれます。相続対策を急ぐ必要があるときほど、後者の選択肢を先に把握しておくことが、後の判断の幅を広げることにつながります。

まずは販売中プロジェクトの概要(https://paco-house.com/trailer/sales/)をご確認いただき、ご自身の土地の条件と照らし合わせてみてください。ご不明な点があれば、編集部へお気軽にお問い合わせください。

よくある質問

郊外の遊休地でも、旅館業の許可は取得できますか?

立地条件(用途地域・接道・周辺環境など)によって取得可否が変わります。都市計画法上の用途地域によっては旅館業を営めない地域もあるため、事前に所管の保健所および行政窓口への確認が必要です。編集部では個別の許認可判断はお答えできませんが、プロジェクト相談の中で確認を進めることは可能です。

分割払いの審査に通らなかった場合、現金購入も可能ですか?

はい、現金でのご購入も可能です。分割払いは提携の信販会社による審査があり、状況によっては審査結果が異なります。現金購入の場合も運営委託の仕組みは同様で、月額送金はご購入後に順次開始されます(稼働開始時期はプロジェクトにより異なります)。

相続対策として活用する場合、税理士への相談は必要ですか?

必要です。トレーラーハウスが動産として扱われる点や、減価償却による課税所得の圧縮効果は、個々の所得状況・相続財産の構成・適用税率によって効果が大きく異なります。本記事はあくまで情報提供を目的としており、税務・法務上のアドバイスを行うものではありません。専門家(税理士・弁護士・司法書士)へのご相談をお勧めします。