区分マンション2戸、アパート1棟と積み上げてきた方が次に迷うのは、規模拡大か別アセットか——という二択です。ただ、その悩みの奥に「土地を持てるなら持ったほうが有利」という感覚が潜んでいませんか。直感としては自然ですが、数字だけで見ると、それが必ずしも正しくないケースがあります。

土地を保有し続けることは、キャッシュを眠らせることでもある

「建物は減価するが、土地は残る」——この発想は直感的にわかりやすい。ただ、土地は固定資産税を生みながらも、それ自体では1円のキャッシュも生みません。

たとえば、路線価から計算した固定資産税が年15万円かかる土地を5年保有すると、それだけで75万円がコストとして出ていきます。賃貸アパートを建てれば収益化できますが、建設コストと融資返済の重さが加わります。売ることもできますが、タイミングと価格の問題があります。「土地を持っている」という状態は、選択肢があるようで、実は判断を先送りにしているだけのケースも少なくありません。

よくある失敗として、相続した土地を「いずれ活用しよう」と10年以上保有し続け、固定資産税と草刈り費用だけが積み上がった——という話は、地方の不動産オーナーに珍しくありません。

減価償却は「損の仕組み」ではなく、キャッシュを使わずに税を減らす仕組み

建物や設備への投資は「減価償却があるから損だ」と敬遠される傾向があります。これも、誤解されやすい部分です。減価償却は帳簿上のコストであって、実際のキャッシュアウトではありません。手元のお金を使わずに課税所得を圧縮できる仕組みです。

課税所得が高いほど、この効果は大きくなります。たとえば課税所得が1,800万円を超えているケースでは、所得税・住民税を合わせた実効税率が50%前後になることもあります(試算)。同じ100万円の償却費でも、税率が20%の方と50%の方では手残りへの影響が倍近く変わります。

「動産」という切り口が、不動産投資家に知られていない理由

PACO-TRAILERは木造2×4工法のトレーラーハウスで、車両運搬具として動産扱いになります。動産は法定耐用年数4年(車両運搬具・定率法)での償却が可能で、不動産の22〜47年と比べると圧倒的に短い。投資した金額を税務上のコストとして計上できる期間が短く、早期に節税効果が集中する構造です。

にもかかわらず、不動産投資家にはあまり知られていません。「不動産で税を最適化する」という発想に慣れているため、動産という選択肢が視野に入りにくいのではないでしょうか。税理士に相談しても「不動産ではないので詳しくない」と言われるケースがあるほど、情報が届きにくい領域です。

土地なし・管理なしで「グランピング客室1棟のオーナー」とは、具体的にどういうことか

PACO STAYは、グランピング施設の客室を1棟単位で購入するスキームです。施設全体ではなく、客室1棟だけを保有する形です。旅館業の許可取得から予約管理、清掃・リネン・メンテナンスまで、運営は当社グループへの委託となります。土地を自分で取得・管理する必要はありません。

価格は1棟1,453万円〜(プロジェクトにより異なります)。稼働率35%・1泊32,000円を前提とした試算では、想定利回りは7.7〜14.6%、月額送金額は176,800円となります(保証ではなく試算値です)。分割払い(最長10年・提携信販による審査あり)を利用すると自己資金0円からの検討も可能ですが、月々の支払いが送金額を上回るケースもあるため、差額の持ち出しと節税効果の合計でシミュレーションする必要があります。

5年後の出口をどう描くか——「乗り換え」という発想

投資に慣れた方が真っ先に聞くのは「出口はどうなるのか」という点です。この設計では、耐用年数4年の償却が終わる4年目以降は節税効果がなくなるため、5年を超えた時点での売却と中古(耐用年数2年)への乗り換えを想定しています。

モデルケース(架空の設定)として、真岡プロジェクトで個人が5年ごとに乗り換えを繰り返した場合、売却額を残債と同額と仮定すると、10年で手元に残る現金は累計+480万円という試算が出ています。あくまで稼働率・税率・売却額に一定の前提を置いた試算であり、実際の結果はこれと異なることがあります。

まず試算書を眺めるだけでいい——判断はその後で

「土地があるほうが強い」という直感は、多くの場面で正しいです。ただ、すべての局面でそれが最善かどうかは、数字を並べてみないとわかりません。既存の不動産ポートフォリオに動産の償却スキームを組み合わせた場合に税負担がどう変わるか——そこだけでも確認してみる価値はあるかもしれません。

販売中のプロジェクト一覧と試算の詳細は、こちらのページからご確認いただけます。数字を見るだけで構いません。判断はその後で十分です。

よくある質問

土地を持っていなくても始められますか?

はい。PACO STAYは施設内の客室1棟を購入する形式のため、土地の取得・管理は必要ありません。グランピング施設の土地と運営は当社グループが担い、オーナーは棟の保有と収益受け取りの立場になります。

節税効果はどんな方に出やすいですか?

減価償却による節税は、給与所得・事業所得・不動産所得などを合算した課税所得が高いほど、税率が高い分だけ効果が大きくなります。目安として課税所得1,800万円超の方を前提とした試算をご用意していますが、個人の税務状況によって異なるため、税理士への確認を合わせてお勧めします。

出口(売却)のタイミングはいつになりますか?

償却が終わる4年目以降は節税効果がなくなるため、5年を超えた段階での売却・乗り換えを前提とした設計になっています。ただし、売却価格は市場環境や施設の状況によって変わることがあります。「売却額=残債」という前提は試算上の仮定であり、実際の売却価格を約束するものではありません。